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成年後見センター☆ふじみ/日常生活自立支援事業(あんしんサポートねっと)
成年後見センター☆ふじみ
成年後見制度とは、認知症、知的障がい、精神障がいなどによって物事を判断する能力が十分でない方について、ご本人の権利を守る援助者(「成年後見人」等)を選ぶことで、ご本人を法律的に支援する制度です。
「成年後見センター☆ふじみ」は、社会福祉協議会が法人として受任する法人後見により後見事務を行います。
また、成年後見制度の相談を行っていますのでお気軽にご相談ください。来所される前にご連絡をお願いします。
成年後見制度後見の種類 | こんな場合に |
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法定後見制度 | すでに判断能力が不十分な方の財産や権利を守る制度です。
・知的障害の息子と同居。もし何か合ったときに残された息子の生活や金銭管理を誰にお願いすれば?
・同居中の息子が留守中に、訪問販売で必要のない高級品を購入。悪徳商法の被害に・・・。
・物忘れが進んで、人の名前も覚えられない。銀行でもお金を引き出すことも出来なくなって。子どもも兄弟もいないので不安です。
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任意後見制度 | 将来の不安に備える制度です。
・今は元気だけど、いつまで自分のことが自分で出来るか不安がある。
・認知症にならないとはいえないし・・・。
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法定後見制度
家庭裁判所へ申し立てを行い、調査・鑑定が行われ審判が確定してから後見支援が開始されます。本人の判断能力がどの程度残っているかにより、3つの類型に分かれます。
【後見類型】判断能力がほとんどありません
【保佐類型】判断能力がかなり不十分です
【補助類型】援助が必要な場合があります
後見人の仕事
- 財産管理
本人の資産や負債、収入および支出の内容を把握し、本人のために必要かつ相当な支出を計画に行いつつ、資産を維持しておくことです。
1.不動産などの財産の管理、保存、処分など
2.銀行や郵便局などの金融機関との取引
3.収入(年金、給与、預貯金、生命保険など)、支出(公共料金、住宅ローン、税金、保険料など)の管理
4.遺産相続、各種行政上の手続き
5.権利証や通帳など証書類の保管
- 身上保護
介護契約や施設入所契約など本人の身上の世話や療養監護に関することです。
※含まれるもの
1.マンションなど本人の住居の確保に関する契約締結、費用の支払い
2.受診、治療、入院に関する契約締結、費用の支払い、医師からの治療法など
説明を受ける際の同席。
3.老人ホームなどの施設の入退所、介護サービスなどに関する本人との話し合い、情報収集、契約締結、費用の支払い、施設や介護サービスにおける処遇の監視と意義申し立て
4.介護保険などの社会保障給付の利用手続き
5.教育やリハビリテーションに関する契約締結、費用の支払い
※含まれないもの
1.毎日の買い物、食事の支援や部屋の片付け、身体介護
2.マンション賃貸契約の保証人
3.入院や施設入所の際の身元保証人、身元引受人
4.病気やけがの治療や手術・臓器提供についての同意
5.本人の本質的な意思が必要な権利(遺言、用紙、認知、結婚、離婚など)
□法定後見制度による資格の制限
保佐の審判、後見の審判を受けると制限を受ける資格があります。
保佐の審判を受けると、会社の役員(会社法)、医師(医師法、歯科医師法)など制限があります。
後見の審判を受けると、印鑑登録の抹消、会社の役員(会社法)、医師(医師法、歯科医師法)など制限があります。
任意後見制度
あらかじめ任意後見契約を公正証書により結んだ上で、判断能力が不十分になったときに、家庭裁判所に任意後見監督人の選任の申し立てを行い、任意後見人が選出されてから任意後見契約による支援が始まります。
日常生活自立支援事業(あんしんサポートねっと)
物忘れなどのある高齢者や知的障がい・精神障がいのある方などが安心して生活が送れるように、定期的に訪問し、福祉サービスの利用や暮らしに必要なお金の出し入れのお手伝いをします。
このようなことでお困りではありませんか?
- 福祉サービス利用のこと
・どのような福祉サービスがあるのかよくわからない
・話すのが苦手なので、じぶんのことをうまく伝えられない
・利用している施設の職員に言いたいことがあるけれど、言いづらい
- 日々の暮らしのこと
・いろいろと郵便物がきているけれど、内容がよくわからない
・年金などの申請をしなくてはいけないけれど、申請の仕方がよくわからない
- 暮らしに必要なお金のこと
・水道代や電気代の支払いを忘れてしまう
・福祉サービスの利用料や病院の支払いをしてほしい
・お金をもらったらすぐに使ってしまうので生活費がなくなってしまう
・悪質業者にひっかかってお金を取られてしまいそうで心配
- 大切な通帳や書類のこと
・預金通帳や年金手帳を自分で持っていると、なくしてしまいそうで心配
・保険証や年金証書のしまった場所をいつも忘れてしまう
・預金通帳や土地権利証を誰かに盗られてしまいそうで心配
あんしんサポートねっとでは次のようなお手伝いをします
- 福祉サービス利用援助、福祉サービス利用のお手伝いをします
・定期的に訪問して、ご相談をお受けいたします
・福祉サービス利用の際、係りの人にあなたの気持ちをお伝えします
・福祉サービス利用に対して苦情があれば、一緒に解決のお手伝いをします
- 日常の暮らしに必要な事務手続きのお手伝いをします
・郵便物を整理して内容をご説明します
・市役所で行う手続きがあれば、一緒に行き、届出や申込みなどのお手伝いをします
・その他暮らしに必要な手続きのご相談をお受けします
・銀行でお金を出し入れし、お金の使い方を確認します
- 大切な書類などをお預かりします(書類等預かりサービス)
○年金証書 ○実印や銀行印 ○預貯金の通帳(合計1,000万円まで)
○契約書類 ○不動産の権利証や契約書 ○保険証書
※お預かりした書類等は、金融機関の貸し金庫で保管します
※書画、骨董品、貴金属、株券、現金などは、お預かりできません
※お預かりするものが高額な場合は、他のサービスをお勧めすることがあります
ご利用料金
ご相談や支援計画の作成は無料です。
契約後の「生活支援員」によるお手伝いには次の料金がかかります。
援助の内容 | 利用料金 |
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①福祉サービス利用援助
②日常生活上の手続き援助
③日常的金銭管理
| 1回1時間まで1,200円
以降30分ごとに400円が加算されます。
ただし、日常的金銭管理の援助で通帳をお預かりする場合、
金融機関に於いて代理の援助を行う場合は、1回1時間まで1,600円
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④書類預かりサービス | 基本料 2,000円(1年間)
利用料 500円(1ヶ月)
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※生活支援員宅から利用者宅までの往復の交通費は利用料金に含まれますが、利用者宅から金融機関等
への移動にかかる交通費などの実費は、別途ご負担いただきます
※一部市町村においては、利用料の減免制度を実施しています
※生活保護世帯は無料です