富士見市社会福祉協議会

新1年生お祝い事業

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平成27年より市内小学校に入学する予定の新一年生にお祝いを贈る取組みを行っています。この事業は、当初市民の皆さまよりお寄せいただいた歳末たすけあい募金を活用していましたが、2020年度より市内の篤志家(以降S様)からご寄付をいただき実施しています。現在は、学校で使用するお道具箱にS様のビデオメッセージを添えてお届けしています。

なぜご寄付をいただくことになったのか

実は小学校に通学している近所の子ども達とS様の関係にありました。

S様は仕事熱心な方で、家には寝に帰るだけという生活を送られていたようです。そんなある日、病気を患い病に伏せていると子どもたちの元気な声が聞こえてきて、「未来ある子ども達に何かしなくてはいけない」という想いに駆られたとのことでした。

それから仕事を引退され、地域での生活が始まると、毎朝家の前を通る小学生に朝の挨拶をし、見守る日課が始まります。

続けていくうちに小学生もそれが日課になっているようで、寝坊してしまった日は、子どもたちから「おばちゃんがいない!」と大きな声で呼ばれ大慌てで挨拶をしたというお話しを伺いました。

S様いわく、自分の事を「おばあちゃん」ではなく「おばちゃん」と呼んでくれたこと、見守っているつもりが、実は子ども達から毎日見守ってもらっていたことに気づき、大変うれしく思ったとのこと。

こうした素敵な支え合いの関係が新一年生へのお祝いの寄贈につながっています。